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レジャーフィッシング5月号
2007年04月06日(金)

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偏光グラスでメバルのデイゲーム

3月6日(火)PM10:00、ケータイが鳴る。釣りのお誘いを断るのは我々の間では違法行為とされている(笑)。
3月7日(水)AM5:00、自宅前にて釣り道具と共に身柄を拘束される・・・。

 

という訳で今回の同行者は重森氏。ありとあらゆるジャンルのルアーフィッシングをこなすマルチアングラーである。

で、お題は 偏光グラスを使用したデイゲームのメバル。
ポイントはまず能美島・是永漁港。ここは潮通しもよく藻もありデイゲームでメバルを狙うにはお勧めのポイントだ。
まずは偏光グラスを掛けて周辺を観察。すると小型ではあるがかなりの数のメバルが浮いているではないか!しかーし、ここで
大声を上げて防波堤をドタバタ走り回ったり不用意に海面に人影を落としてはダメ。夜とは違い警戒心の高い昼間のメバルは異変を
感じると物陰に身を隠してしまう。ロッドを持つ前から魚との駆け引きは始まっているのである。

外向きの潮のヨレにまずまずのサイズが付いているようだ。まずは重森氏がキャスト!さすがにメバルのデイゲームは慣れたもので、
波返しにピッタリ寄りかかるように身を潜めながらワームをドリフトさせている。時折、「チェイスしてきた!あー、ミスったー。」
などと自然に声が上がってしまうのも偏光グラス越しにワームを追いかけるメバルが丸見えだからだろう。
知らない人が見ると不気味ではあるが・・・(笑)。これぞデイゲームの醍醐味というやつである。

しばらく朝マズメの高活性メバルを楽しむ予定ではあったが、サイズが伸びないのと風が出てきたので移動することに・・・。

 

お次のポイントは倉橋の釣士田漁港。ますます強まる風。しかも外向きの海側からの強風である!「正直、普通ならこの向かい風で
外向きにキャストしないだろ?」と心の中でつぶやきながら外向きを攻める重森氏を観察。す・る・と!釣ってるじゃなーい(爆)!
そう、「風の当たるポイント」=「表層のベイトが吹き寄せられるポイント」=「メバルが釣れるポイント」なのだ。とはいえ、
とんでもない強風でスポーツタイプの偏光グラスを着用している我々でさえ「涙そうそう」状態。偏光で水面下は見えるが、涙で
見え難い(笑)という想定外な事態なのだ。風と戦いながら波止を釣り歩き、キープサイズを数匹捕獲成功。さらに強まる風・・・。
休憩を挟み次なるポイント、激流域へと車を走らせる。

最後に選んだのは堀切橋周辺の激流ポイント。橋の上から偏光グラス越しに観察すると・・・、良型メバルの群れが見えるのだが
ここでもかなりの風が・・・。どうにか釣りになりそうだが風向きの関係上、実績のあるポイントが攻め切れない。
早々に見切りを付けることも必要なので周辺のポイントを探す。ここはまた逆の発想で風表にでてみることに・・・。
凄まじい強風であるが、ときおり射程距離圏内に良型メバルの群れが入ってくるのが見える。っが、強風のため体感温度が急激に
低下してしまう・・・。ここは20代前半の若い重森氏に任せて、私はカメラマンに徹するのだ(爆)。しばしカメラ越しに観察。

1.8gジグヘッドにママワームバチ1.3インチクリアーを風に向かってフルキャスト。ワームを送り込んでいくとかすかに
ラインが変化するタイミングに合わせてフッキング!バシャバシャと水面を割って出てきたのは本日イチバンの20センチの良型
メバルだ!パターンを掴んだ重森氏は次々とメバルを捕獲していった。
しばらくして良型メバルの群れも遠のき、爆釣ポイントも単なる吹きっさらしとなった頃、重度の花粉症である重森氏から
ストップフィッシングの号令が発せられたのは言うまでもない。

今回の釣行ではロッドを通して手に伝わるアタリはゼロ。全てはラインインフォメーションでアタリを取っていくというかなり
シビアな状況であった。毎回デイゲームを通して思うのは、「昼間は見えるが、夜は見えてないことが多すぎる」という点。
逆に言えば「夜だけの情報で判断して夜釣している場合が多い」ということである。夜しかメバルをしたことのないアングラー
には是非デイゲームをお勧めしたい。

今まで見えなかったものが見えるようになるはずである。

 

使用タックル

ロッド・・・7フィート前後のメバル用

リール・・・シマノツインパワーMG3000

ライン・・・フロロ2ポンド~2・5ポンド

ジグヘッド・・・0.9~1.8g

ワーム・・・ママワーム、ビームスティックなど

 

画像は気配を消したゲーリー。デイメバルの大ヒントとなるはずである。