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今シーズン開幕!!!
2005年11月18日(金)

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’カサゴを獲って下さい’という聞き慣れた天の声!しかもサイズは大きくなくても良いとのこと・・・私達の最も得意とする
ターゲットにも関わらず勝手にハードルを下げられた!屈辱・・・。そーですか、そーですか、なんならこっちにも考えがありますよ!
ランガン禁止・ここぞと決めたピンポイントど真ん中でキープサイズのカサゴだけじゃなく、ソイとメバルを同時に出してやろうじゃ
ありませんか!ってキレてないですよ。俺をキレさせたらたいしたモンですよ・・・。

時は11月18日(金)。仕事を終えていつものメンバー、梶本氏・村上氏と合流。一路、能美島・畑漁港へと車を走らせる!昨年の
同時期、台風で破壊された防波堤に残る街灯が奇跡的に斜めに点灯したまま直に海面を照らしており、リトリーブで20センチオーバー
メバルが!フォールで20センチオーバーアジが!いれ掛かり状態であった。現在は完全に修復されているのだが確実にターゲットはこの
季節、ここに潜んでいるのだ。もちろん根魚の実績も高く、あわよくば25センチオーバーを目論んでも不可能ではない!

23時頃に現地到着。そして強風・・・。かなり厄介な風がゴウゴウと吹き荒れているではないか!良からぬイメージが頭をかすめる。
いやいや、メバルは凪を釣れ!の逆もまた真なり!!この風は表層のベイトを吹き寄せるので釣れそうな美味しいポイントもおのずと
見当がついてくる。キーになるのは最も風が当たる場所。イコールそこは最もベイトが溜まる場所でもあるのだ。とはいえ先行者の方も
釣りにならず風裏を求めてポイント移動を始めておられた・・・先ずは右側の堤防の付け根のテトラ辺り。完全に向かい風だが外向きの
堤防と平行にロケットヘッド1.8g・ビームスティッククリアグリッターをキャスト!ラインが風に煽られてジグが沈まないのだが表層
を意識したターゲットには好都合、さしずめウィンドドリフト釣法!ハンドルを巻く手に違和感が・・・あっ!釣れていた!強風がライン
だけでなくロッドにも吹き付け、掛けて獲ったた感覚は半分ゼロ・・・取り込むと19センチのキープサイズメバルであった。それから
同じコースを通してみたが、必ずメバルが獲れるのだが・・・掛けて獲る楽しさにイマイチ欠けているではないか!って、メインターゲット
はカサゴだった・・・。久々のメバルの小気味良い引きに心奪われてはダメなのである。

気を取り直して今度はへチ際を攻めることに。フリーでリグを落とし込み、着水したらスプールから2回転ラインが出るごとに中指で
サミングしてポーズ。風と波によるアクションのみで充分、10秒ほどでゴツンとアタリが!中指で押さえたラインが勢い良く出て行く!
急いでベールを返しロッドを突き出しながらゴリ巻きすると、20センチ程の真っ黒いカサゴが上がってきた。良く観ると抱卵した雌固体
ではないか!なるべく魚体に触れないようにフックを外して優しくリリース。元気な仔を産んでおくれ!と心の中で愛を叫びながら港内に
眼を配ると・・・内側のボトム付近を攻めていた梶本氏のヘルファイヤが綺麗な弧を描いていた。慎重に取り込んだのは真っ赤な20
オーバーカサゴ!やはりこの人、カサゴを狙わせたら強い・・・。(まあ、他も強いのだが)
お次は村上氏、手付かずのロープ周りに目を着けて攻めた瞬間・・・明らかに根魚らしきアタリと共にロッドがしなる!しばらくして浮い
てきたのはなんと!25cmのソイであった!これでロックフィッシュ3種揃い踏み成立!作戦成功である!子供おじさん、手を取り合いながら
ガッツポーズ!なんとか任務を達成した瞬間、目の前にミズイカの群れが・・・!我先にと3人揃ってエギを取りに車へ走ったのは言うまで
もないであろう。あはは!
ともあれ釣りは最高に楽しい。豊かな自然と健康な体と喜びを分かち合える友に恵まれた幸運に感謝すると共に、この財産を後世に伝えて
ゆく努力を先ずは個人レベルからこれからも発信し続けて行きたい。Vash!の魂を胸に。